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倒産した静岡県(浜松)の地方出版社から40年以上前に地元のみで販売された幻の書籍です。
廃線跡探訪という言葉も鉄道ジャンルも確立されていなかった昭和50年代前半。地元浜松市の出版社が、静岡県ではなく「浜松界隈」というさらに地元寄りに絞った地域にかつて走っていた軽便鉄道、電気鉄道にスポットを当て編纂した稀有な一冊。
★掲載鉄道★
遠鉄奥山線・笠井線・中ノ町線、静岡鉄道駿遠線(藤相鉄道)・森町線(秋葉鉄道)、堀之内軌道、光明電気鉄道、中遠鉄道、大井川鉄道井川線、寸又峡森林鉄道、二俣線、飯田線、佐久間線(未成線)。
今の鉄道本と異なり、編集者・寄稿者に鉄道界著名人や鉄道コラムニストが全く名を連ねていないのが新鮮で、鉄道マニア目線/データオンリーではなく、現地へ赴き、なくなった鉄道の跡を辿り、今の姿をカメラに収め、地元の通行人や住人、鉄道に従事されていた当事者への聞き込み取材、本人の昔の思い出をメインに編集されている点が特筆です。
当時創業されたばかりの浜松の小さな地方出版社であったのが興味深いところですが、このジャンルの本はこれ1冊に終わり、のちには絵本を主力にする会社となりました。
あと30年早く鉄道廃線跡ブームが訪れれば、間違いなく産業遺産、鉄道遺産として保存されていたであろう廃線遺構も、本書出版の数年後には跡形もなくなっていたりで、奥山線の全駅の駅舎の写真や実使用品、なつかしの沿線風景も含め、貴重な当時の廃線跡記録としてご覧いただけます。
1979年 ひくまの出版(浜松)※会社倒産 184ページ A4版 ●絶版書●
表紙表裏はうす汚れ、本文ところどころの角に三角折れのところあります。それ以外はヤケや破れもなくきれいなコンディションです。
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42分钟前